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【連載】がん患者さんへの言葉かけトレーニング

最終回 ケースで考える率直な会話のための言葉かけ

監修 川名典子

杏林大学医学部付属病院看護部 精神看護専門看護師

Monshin roujin

がん患者さんへの言葉かけトレーニングもいよいよ仕上げです。最終回は、これまでのレクチャーを踏まえて、2つのケースについて考えてみましょう。あなたは患者さんにどんな言葉をかけますか?


Case1 転移を告げられた直後の患者さん。訪室したあなたが言葉をかけるとしたら?

【経過】

43歳女性のAさんは、2年前に乳がんで温存手術をした後、放射線と補助化学療法を受けていました。あるとき、腰痛・背部痛で外来を受診し、疼痛コントロールを目的に入院。検査をしてみると、腰椎に転移していることが判明しました。

【こんな場面で…】

Aさんとその夫に、主治医から腰椎に転移したことが告げられると、Aさんは夫が帰った後で、1人で沈んでいる様子が見られました。看護師たちの申し送りの場で、Aさんが転移についてどう感じているのかが問題になりました。

まずは、Aさんに話を聞いてみる必要があるとして、担当の看護師がAさんのところに行って話を聞くことになりました。

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