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【連載】学会・セミナーレポート

ナースのためのART医学セミナー 2012

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生殖補助医療に携わる看護師や医療職者を対象にした「ナースのためのART医学セミナー2012」が、5月20日(日)に東京・港区の六本木アカデミーヒルズで開催されました。

セミナーの様子

急増する不妊患者さんを支える看護師の学びをサポート

ARTとは、Assisted Reproductive Technologyの略で、体外受精・胚移植(IVF-ET)や顕微授精(ICSI)のほか、接合子卵管内移植(ZIFT)や卵管内配偶子移植(GIFT)といった生殖補助医療のこと。

そのほか、胚の凍結保存や孵化補助法(アシステッドハッチング)なども含まれ、一般の不妊治療で妊娠に至らなかったときの次の治療法とされています。

「ナースのためのART医学セミナー」は、生殖補助医療に携わる看護師=ARTナースを対象に、進歩する医療技術の最新情報や研究結果だけでなく、生殖医療の基礎知識や、精神的に不安定になりやすい不妊患者さんへのかかわり方などを学ぶ場として2011年からスタートし、今年が2回目の開催。

前回は、生殖補助医療を実施する全国の医療機関から370人を超える看護師や培養士、コーディネーターなどが参加し、ARTに関する知識や業務に必要な知識を学んでいます。

基礎知識から接遇まで、幅広いテーマのプログラム

オープニングでは、主催のアート・ナースアカデミー代表の原利夫さん(はらメディカルクリニック・院長)が、「今回のテキストは、セミナーでの講演のほか、ARTの将来や、初めて公表されると言ってよい最新の研究の文献などが載っています。ぜひ今後の学習に役立ててください」と挨拶しました。

プログラムは、生殖補助医療の最前線で活躍する医師たちによる8つの講演に加え、最後のゲスト講演では、エレガント・マナースクール学院長の平林郁さんが「看護のプロ・接遇の素人」という演題で、患者さんに再び足を運んでもらうためにはどうすればよいかなど、看護師の接遇について語りました。

ホルモンと排卵の関係や検査について解説した基礎講座から、着床や流産のメカニズムについて学ぶ中級講座、最新の研究結果を報告する教育講演や、臨床心理士による看護カウンセリングに関する教育セミナーまで、看護師として不妊患者さんを支えるために必要な知識を1日でたっぷり学ぶことができるとあって、参加者の2/3はリピーター。会場には学習意欲の高い看護師たちの熱気で溢れていました。

【DATA】

アート・ナースアカデミー
http://www.artnurse.org/