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【連載】初歩からわかる看護研究

Step4 【看護研究】テーマを「疑問」の言葉に置き換える

監修 富田真佐子

四国大学看護学部看護学科・教授

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看護テーマが決まったからと、すぐに調査に入ろうとすると、何を研究したかったのかが途中であいまいになりがちです。研究が成功するかどうかのカギを握る、「研究疑問」を作る方法を、今回は学びましょう。


【看護研究まとめ記事】
* 看護研究とは?テーマ選びと書き方まとめ(計画書、文献など)

「研究疑問」を作ることで、研究の目的を明確にする

前々回、前回と、 テーマを絞り込んでいく最初のステップについて説明しました。日々の看護業務の中で感じた疑問や問題から「問いのリスト」を挙げ、その中から最も重要な 「問い」を選びました。そして、選んだ「問い」が6つに分類した研究デザインのどのタイプに当てはまるのかを決めました。さて、今回はこの続きです。

研究デザインのタイプが決まったら、表に示したタイプ別に、決められた言葉を使って問いを研究疑問に変換していきます。研究疑問(Research Question)とは、あなたの研究では何を明らかにしたいのかを明示するものです。

そもそも研究は、日常の看護の中の疑問からスタートし、その疑問にはっきりと回答を出すことが目的です。「どうなのかなぁ?」と思ったことに対して、「こうでした」とはっきり答えたいわけです。もし、その研究疑問が難しいとしたら、答えも出しにくいですね。そこで、答えの出しやすい疑問を先に作ってしまうのです。

「問い」の段階では、何が疑問なのか、何を知りたいのかはっきり表現できていないかもしれません。しかし「問い」を「研究疑問」に言い換えることによって、知りたいことがはっきりと見え、答えも出しやすくなるのです。また結果の予測にもつながります。

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