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【連載】学会・セミナーレポート

日本災害看護学会 第13回年次大会

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大阪赤十字病院の豊田なつみさんの写真

東日本大震災から10カ月“こころのケア”の今後の課題とは?

9月9日(金)~10日(土)、大宮ソニックシティにて日本災害看護学会第13回年次大会が開催されました。今回は、大阪赤十字病院の豊田なつみさんの講演『東日本大震災の「こころのケア」の活動報告と今後の課題』をレポートします。

豊田さんがこころのケア要員として救護活動に参加したのは、震災から1カ月が経過したころ。現場では、避難所生活でのストレスや疲労が重なり、不眠になる被災者が多かったと言います。

そこで、眠剤を処方されている被災者を中心にサポートを行い、被災時の状況や現在の睡眠状態、不安についての話を傾聴。ADLが低い避難者の保清介助を実施するほか、介護者の介護負担、ストレス状況などの情報を収集しました。

また、避難所が体育館の場合は被災者同士の交流を促すため、館内放送でラジオ体操を流してもらえるよう施設職員と連携を図るほか、室内でできる運動指導に取り組みました。

今回の活動では、「こころのケアが必要な被災者に密にかかわることができた」という豊田さん。しかしながら、「活動を行った昼間の時間帯は老年期の 被災者が多く、青年期や子どもはほとんど不在であった」ため、今後は「被災地の状況や時期に応じた対応を考える必要がある」と締めくくりました。

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