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【連載】大切な人を亡くす子どもへのケア

第5回 パパやママの病気を 子どもに知らせる方法(前編)

監修 廣岡佳代

訪問看護パリアン訪問看護師 聖路加看護大学看護実践開発研究センター客員研究員

協力 大沢かおり

東京共済病院がん相談支援センター 医療ソーシャルワーカー

Ico childcare a2

がんなどの死に至る深刻な病気を発症した場合、その事実を子どもに伝えるべきか、あるいは伝えないでいるべきかは、重大な問題の一つです。迷いをもつ患者さんが、医師や看護師などの医療者にアドバイスを求めることも少なくありません。子どもに親の病気を伝えるときには、何に配慮し、どのように伝えたらいいのか、今回はその具体的な方法について紹介します。


伝える? 伝えない? 迷う親の気持ち

多くの専門家は、子どもには親の病気のことを知らせるべきだといいます。子どもは、大人が考える以上に、「強い心」と「理解する力」をもっていて、家族の闘病という状況で自らの力を発揮するには、まず何が起こっているのかを知る必要があるからです。

一方で、「子どもを不安にさせる」「理解できないから」「悩ませたくない」として、病気のことを知らせないでおこうと考える親もいます。

しかし、正しい情報を知らされていない子どもは、いつもとは違う親の様子や生活を敏感に感じ取り、大きな不安を抱えることになるのです。しかも、事態を悪いほうに捉え、原因は自分にあると考えてしまうことも少なくありません。
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