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【連載】今度こそ「できる!」血糖コントロール

第4回 血糖コントロールの基本(その3)

解説 牧田善二

AGE牧田クリニック・院長

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薬物療法では、経口薬療法と注射薬療法(インスリン療法)の2つがあります。これらで最も注意しなければならないことは低血糖の出現です。そのためにも十分な患者さん指導が必要になります。


経口血糖降下薬で食後の急激な血糖上昇を押さえる

どんな人に適しているか

経口血糖降下薬による治療は、食事療法や運動療法を行っても良好な血糖コントロールが得られない、2型糖尿病の患者さんが中心です。経口血糖降下薬には、作用機序により6種類の薬剤があります(図)。

一般的には、1種類の経口薬で良好な血糖コントロールが得られない場合は、作用機序の異なった2種類以上の経口薬を併用します。投与は少量から始め、血糖コントロールの状態を観察しながら、徐々に増量していきます。

また、経口血糖下降薬はあくまでもインスリン分泌の促進や、インスリン抵抗性の改善、食後の急激な血糖上昇を改善するためのものであり、インスリン自体を補うものではありません。従って、経口薬を服用していても、食事療法や運動療法は継続的に行います。

次ページでは、経口薬療法の注意点について説明します。