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【連載】看護・医療の今を知ろう!

第3回 対立関係を修復に導く「医療メディエーション」

取材 花井恵子

北里大学病院 医療安全管理者

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患者さんや、他の医療者との間に起こったトラブルにどう対処したらよいのか、悩んだ経験はありませんか。今回は、医療者と患者さん、医療者同士の信頼関係を修復する方法として臨床現場でも支持されつつある、医療メディエーションについて取り上げます。


対話を促進させる「医療メディエーション」

近年、「医療メディエーション」という新しい考え方が、医療安全の分野を中心に注目されています。メディエーションは医療事故の後期解決のモデルなどといわれますが、実は、もっと前向きな価値、臨床現場で大いに活用できる可能性があります。

医療メディエーターとして活動経験のある北里大学東病院看護部長の花井恵子さんは、医療メディエーションの意義と役割について次のように説明します。

「医療メディエーターは常に中立的な第三者の位置に立つよう努めます。当事者である患者さん、医療者の双方の発話を促し、隠れた思いや情報を引き出 して、当事者同士の直接対話を支えていきます。

もちろん、誠実な真実開示を前提に、双方に誤解があればそれを解き、関係性を修復します。患者さんと医療者の対話を促進させ、信頼の再構築を目指し、協調的な問題解決に導く、それが医療メディエーションおよび医療メディエーターの役割です」

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