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【連載】500人のギモン&お悩み徹底解決

第9回 どこまで必要? 病室の環境整備

解説 熊谷祐子

現・自治医科大学看護学部 講師

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病室の環境整備も何をどこまで行えばいいのか、迷ったことはありませんか。何をどこまでやるのかを考えるときに、感染管理の視点から考えると環境整備のポイントもわかってきます。


Q マットレスやカーテンの交換、床頭台などの清掃はどのくらいの頻度でどのように行えばよいですか。

A 病室の環境整備も感染管理の点から清掃を行います。

カーテンについて

カーテンは低頻度接触表面とされているので、洗濯洗浄でよいとされます。しかし、ベッドサイドでの処置で患者さんの体液や血液などが飛び散っている 可能性があるうえ、看護師も頻繁に接触するので、汚染度は高いと考えます。汚れが目立ってから交換するケースもあるようですが、それ以外にも定期的に交換 することをお勧めします。

マットレスおよびベッドパッドについて

寝床内環境は温度33℃、湿度50%前後が快適とされ、1日におよそ1.8Lの汗をかくといわれています。その環境下で過ごした後のベッドは、多く の湿気を含んでいるので、日頃から起床後にはベッドメーキングをし、マットレスに空気を入れることが必要です。枕も同様に頭部の形を元に戻し、空気を入れ ます。患者さんは、吸気時には寝具から蒸発する空気を吸うわけですから、毎日一度は寝具への空気の入れ換えを行うことは大切です。

交換については、汚染時のほか定期的な交換が望ましいですが、マットレスに関しては退院ごとの交換が一般的になっているようです。

次ページでは、シーツや床頭台などの環境整備について解説します。