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【連載】ナースのための褥瘡ケア

第9回 体圧分散マットレスのメンテナンス

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普段から行わなければならない観察

エアマットレスを使用している方をケアする場合、使用環境が適切であるか最低でも各勤務帯に一度は確認します。マットの硬さに異常がないか、身体の底付きの有無、エアポンプの稼働状況、ポンプの異常音の有無、送風チューブの接続などを観察していきますが、それぞれどんな事に注意していけばよいのかを解説していきます。

ランプの点滅

電源ランプの点滅(図1)や注意ランプの点滅(図2)は、エアマットレスの内圧に異常があるサインです。ランプが点滅していた時は、以下の手順で一つ一つ確認していきます。 まず、電源ボタンを一度切るか電源プラグを抜き、リセットします。その後、電源を入れなおし1時間以上経過してから再びランプが点滅しないか観察します。 点滅が消えない場合は、エアセルや送風チューブの異常など、何らかの原因でマット内の圧異常が考えられますので、さらにチェックを進めていきます。

電源ランプの点滅/注意ランプの点滅

「壊れたかな?」その前に確認すること

壊れたと判断する前に、マットレス周辺の異常な設定がないか確認を行います。 エアマットレスの頭側には、『エア抜き栓』がついています。「なかなかマットレスが膨らまない」という場合は、エア抜き栓が外れたままになっている事もあります(図3)ので、きちんとはまっているかチェックします。 マットレスによっては、『エア抜き栓』のコネクターがカバー内部に付属している場合もありますので確認してみてください。

エア抜き栓が外れたままになっている写真

また、マットが膨らまない原因として、送風チューブの折れ曲がりもよくみられます。シーツをかける時などに、マットレス自体の下に入って折れ曲がっていたり(図4)、ベッドの床面の下に挟まっていたり(図5)などで、送風チューブが折れ曲がったり、押しつぶされていないか確認します。

マットレス自体の下に入って折れ曲がっている例

ポンプと送風チューブの接続部分の差し込みが完全でない事もよく見受けられます。(図6)

ポンプと送風チューブの接続部分の差し込みが完全でない例

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