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【連載】つれづれ呼吸ケア日記

第1回 血液ガスはこわくない!

執筆 麻生七緒

内科病棟に勤務する、入職3年目のナース

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肺炎を起こしやすい高齢者やCOPDを抱える患者さんが増加傾向にある昨今。みなさんの中にも、呼吸ケアに携わる機会が増えた人も多いのではないでしょうか?この連載では、「呼吸ケアを学び直したい!」と考える入職3年目のナースの、気ままに呼吸ケアを極めていく道のりを綴っていきます。


3ステップで化学記号を解読!

最近、呼吸器系の疾患を抱える患者さんが多くなったせいか、血ガス分析を実施することが増えた気がするな。なのに、「PaO2とSaO2違いは何か」「データは何を意味するのか」「酸塩基平衡って何?」と後輩に聞かれても、正確に説明する自信がない……。

「血液ガスデータが読めれば、患者さんの体で何が起きているのかもわかるのに!」と歯がゆい思いをすることも多くなってきたし。この際、「血液ガス」について基礎から学び直してみよう!

新人時代に買った呼吸ケアの書籍を探し出して、早速おさらい! うっ……。相変わらず似たような記号ばっかりで、頭がクラクラする。化学記号や計算がニガテで、逃げ回っていたツケがまわってきたのかも。まずは、化学記号の覚え方を確実にマスターしなきゃ! そういえば、前に同期のMが「3つのステップで考えるようにしたら、記号が覚やすくなった」と話していたっけ。試しに「PaO2」で挑戦。

STEP1 最新の大文字アルファベット→ガスの状態

最初の大文字のアルファベットは、ガスの状態を示すもの。PaO2の場合は、pressure=圧力を意味する。PaCO2の場合も同様。

STEP2 2番目のアルファベット→採取した部位

小文字の場合は液相(血液などの種類)など

2番目にくる小文字のアルファベットは、血液などの種類や採取部位を表す。 PaO2の場合は、artery=動脈血を示す。「p」=経皮的など、採取部位を示すこともある。

大文字の場合→気相(気体の種類)

大文字で表示される場合は、気体の種類を示す。 例えば、「I」ならinspiratory=吸気、「E」ならばexpiratory=呼気を表す。

STEP3 綴りの最後→元素記号

表記の最後は元素記号。 よく使う単語もそんなに多くないから、暗記しちゃえば後々楽ちんかも!

(「ナース専科マガジン」2012年10月号p.52より転載)

※次ページでは、基準値と意味をおさらいします。