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【連載】大切な人を亡くす子どもへのケア

第15回 チャイルドライフスペシャリストの役割(前編)

監修 廣岡佳代

訪問看護パリアン訪問看護師 聖路加看護大学看護実践開発研究センター客員研究員

協力 三浦絵莉子

聖路加国際病院チャイルドライフスペシャリスト

協力 石田智美

聖路加国際病院チャイルドライフスペシャリスト

Ico childcare a2

病気の子どもたちが治療や入院によって受けるストレスを軽減し、子どもらしい生活が送れるようサポートする専門職種がチャイルドライフスペシャリスト(CLS)です。

日本の医療施設では主に小児科などで、病気の子どもの精神的ケアを行ってきたCLSは、近年ではその専門スキルを生かし、親が病気の子どもに対するケアへと、活動範囲を広げています。


CLSは子どもの精神的ケアを病院で行う専門家

病院でのCLSの役割は、治療を受ける子どもに対して、理解できるように説明して不安を軽減し「心の準備」を促したり、治療や処置などに付き添って最後まで治療を終えられるよう支援することです。

また、復学や家族への支援を行い、さまざまな場面で、子どもが安心して治療に臨めるように環境を整えてサポートしています。さらに、子どもを亡くす家族や兄弟のグリーフケアなどを行うこともあります。

こうしたCLSによる支援は、病気の子どもだけではなく、病気の親をもつ子どもなど、それまでの日常生活が乱され、大きな不安にさらされている子どもたちにも提供されています。

現在、聖路加国際病院では、CLSが病気の子どもを対象とした活動を中心に行うとともに、緩和ケア病棟やERなどから依頼があった場合には、家族の見舞いに来ている子どもたちにかかわり、子どもが家族の一員として大切なときが過ごせるようにサポートしています。
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