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【連載】検査説明これだけガイド

CT検査とは?|看護師の役割と検査説明のポイント

解説 荒川直美

東京慈恵会医科大学附属病院 グリーンカウンター 看護主任

Kensagi pink

これから受ける検査について患者さんから質問されたとき、どう答えていますか? 
今回から、頻度の高い画像検査に絞って、看護師が患者さんへの説明する際に知っておきたい検査のポイントを解説します。今回は、CT検査についてです。


CT検査ってどんな検査?

CTは、身体にX線を照射して、その吸収率の違いをコンピュータ解析によって画像化する検査法で、単純X線検査では得られない、臓器などの断層面を映し出すことができます。

現在は、螺旋状に連続撮影することで断層面がずれないヘリカルCTや、複数の検出器が備わり広範囲・短時間での撮影が可能になったマルチスライスCTが主流となっています。

また、造影剤を用いることで高度な画像が得られ、より微細な異常を確認することもできます。こうした造影剤を用いた検査を造影CT、造影剤を使用しない検査を単純CT(または非造影CT)と呼びます。造影CTの適応は、腫瘍、炎症、血管性病変などです。

造影剤には陽性造影剤として、原子番号が大きくX線を吸収するヨード製剤が使われ、イオパミロン®、オムニパーク®、オプチレイ®)、イオメロン®、プロスコープ®などの非イオン性造影剤(静脈投与)、ガストログラフイン®の消化管造影剤(経口投与)などの種類があります。

検査中は、患者さんが移動寝台に横になった状態でガントリーと呼ばれる円筒状の装置へ入り、X線管球と検出器がその周囲を回転しながらスキャンしていきます。

検査で何がわかるのか

より確実な確定診断を目的に実施されます。検査時間が短いので、重症患者や緊急の外傷患者にも適しています。
確定診断の適応となる主な疾患は次の通りです。

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