お気に入りに登録

【連載】人工呼吸器 アラーム対応のキホン

分時換気量下限アラームの原因と対応

解説 野口裕幸

CE野口企画 代表 臨床工学技士

Kzkxkzdrjgfdjtyq1377610773zinkoukokyuuara mutaiou

メーカーや機種によって、表示も名称も異なるのが人工呼吸器のアラーム。たくさんの種類をすべて記憶するのは大変難しいことです。そこで、人工呼吸器にとって主要なアラームをピックアップし、原理原則と対応の基本をまとめました。


【目次】

※「対応の原理原則」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。


どんなアラーム?

患者さんから人工呼吸器に戻ってくる呼気の量をモニターし、1分間の換気量(呼吸回数×1回換気量)が設定値に満たないときに鳴るアラームです。

まず、呼吸回路のはずれや漏れ、折れ曲がり、痰の貯留などによる閉塞で、1回換気量が低下したことが考えられます。

例えば、呼吸回路の一部にわずかなゆるみがある場合に、このアラームが鳴ることがあります。また、気管チューブのカフからのリーク、気管チューブが抜けたり抜けかかっていることも原因になります。

患者さん側の問題としては、無呼吸や呼吸回数の減少、1回換気量の低下が考えられます。特に補助換気モードの場合は、呼吸回路のリークよりも、患者さんの呼吸に問題が起きたことを疑うことが大切です。

アラームの設定が高すぎたり、1回換気量や呼気圧、呼吸回数などの設定が不適切なことが原因になることもあります。

圧規定では、体位変換をきっかけに気道内の分泌物が移動して閉塞したり、気管チューブが動いて片肺換気になり、アラームが鳴ることもあります。そこで、人工呼吸器を使用している患者さんの体位変換をするときは、誰かが頭部と気管チューブの保持に責任をもつようにするとよいでしょう。

対応の原理原則

ただちに用手換気を開始し、SpO2などを確認します。一目で回路のはずれなどが発見できれば、元通りにつなぎ直します。

>> 続きを読む
ページトップへ