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【連載】基礎から学ぶ 漢方薬ガイド

第6回 漢方薬の特徴と服薬指導、副作用について

監修 西村 甲

鈴鹿医療科学大学 鍼灸学部 教授

Kanpou

漢方薬にもさまざまな種類があり、剤型によって効き方や服薬の方法が変わります。今回は、薬を正しく用いるための知識をまとめてみることにしましょう。


漢方薬の剤型と薬剤名

漢方薬の剤形は、主に散剤、湯剤、丸剤、エキス剤に大別できます。

基本的に漢方薬は煎じ薬で、昔から生薬を細かく刻み、挽いて粉薬にしていました。これが散剤で、「当帰芍薬散」などのように末尾に€散という文字がついています。

湯剤は煎じ薬のことで、「葛根湯」などのように末尾に湯がつきます。また、「当帰芍薬散」を煎じ薬として用いるような場合は「当帰芍薬散料」と表現されます。現在よく用いられているエキス製剤は、この煎じ薬を乾燥させたものです。

丸剤は散剤を蜂蜜などで練り固めたものをいい、「八味地黄丸」などのように丸がつきます。

薬効の出現時間は剤形によって違ってきます。最も早いのが湯剤で、次が散剤、そして最も穏やかに効いてくるのが丸剤です。症状や服用期間に応じて使い分けられます。

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