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【連載】女性のがんのケア

第7回 センチネルリンパ生検ってなに?

解説 影山実子

がん・感染症センター 都立駒込病院 乳腺外科病棟

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「見張りのリンパ節」といわれるセンチネルリンパ節。今回はセンチネルリンパ節生検をなぜ行うのか、どんなことがわかるのかをお話します。


Q センチネルリンパ節生検について教えてください。

A センチネルリンパ節は「見張りのリンパ節」と呼ばれ、まずここでリンパ節への転移の有無を診断します。

解説 現在はセンチネルリンパ節生検が主流になってきている

乳がんのがん細胞がリンパ管の中に入って広がる場合、最初に転移するのが腋窩リンパ節です。

以前は、腋窩リンパ節をすべて郭清(切除)し病理検査することでしか、転移の有無が診断できなかったため、腋窩リンパ節を郭清することが標準治療でした。

しかし、腋窩リンパ節を郭清することによる後遺症(上腕リンパ浮腫、上腕のしびれなどの神経障害、腋のつっぱりや痛みなど)で、患者さんのQOLを低下させてしまうことが問題となっていました。

しかし現在では、センチネルリンパ節生検といわれるものが主流になってきています。

センチネルリンパ節は、がんがリンパ管に入り最初にたどり着く腋窩リンパ節で、「見張りのリンパ節」とも呼ばれています。

センチネルリンパ節に転移がなければ、その先のリンパ節にも転移していないと判断されます。そのため、不必要な腋窩リンパ節郭清を行わなくても済むようになりました。

※続いては、事前にどのような説明をするとよいかを解説します。
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