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【連載】初歩からわかる看護研究

Step11【看護研究】言葉のデータから答えを作り上げる

執筆 富田真佐子

四国大学看護学部看護学科・教授

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いよいよ準備が終わって、研究は第2段階に入ります。Type1因子探索研究は「問い」に対する「答え」がわかっていません。こういう場合に行う「質的研究」とはどういうものか紹介します。


【看護研究まとめ記事】
* 看護研究とは?テーマ選びと書き方まとめ(計画書、文献など)

概念枠組みからデータ収集へ

本題に入る前に、少しこれまでのおさらいをしましょう。

最初に、毎日の看護のなかで経験することから「問いのリスト」を挙げ、最も重要な問いを一つに絞りました。そして、その「問い」がどのようなタイプの研究に合うのか、チャートをヒントに6つのタイプのなかから選択しました(【Step3】あなたの「問い」はどの研究にあてはまる?)。

さらに、その「問い」を研究疑問に置き換えました。何を知りたいのかを明確にするためです。研究疑問は「答え」を出しやすくするために、決められた言葉を使うのがポイントです(【Step4】研究テーマを「疑問」の言葉に置き換える)。

研究疑問を設定したら、研究疑問に対する答えを概念枠組みに書いていきます。「答え」は、文献をよく調べ、自分の経験や先輩あるいは患者さんの話、専門家の意見を参考に仕上げましょう。

今回からは、概念枠組みをもう少し詳しく説明しながら、概念枠組みからどのようにデータ収集へつなげていくのかについて、タイプ別に説明していきます。

続いて【Type1】因子探索研究について説明します。

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