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【連載】つれづれ呼吸ケア日記

最終回 人工呼吸器の患者さんが入院してきた

執筆 麻生七緒

内科病棟に勤務する、入職3年目のナース

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「もう10年以上人工呼吸器に触れていないからアラームが怖い」「アラームが鳴っても対応がわからなくて泣きそうになる」など、人工呼吸器のアラームにニガテ意識を持つ人が多いのでは?そこで今回は、人工呼吸器をアラーム対応についておさらいします。


アラーム=患者さんの声に耳を傾ける

先週、人工呼吸器を装着した患者さんが入院してきた。 ベテランの先輩が担当しているから、患者さんと接する機会は少ないものの、もし先輩がいないときにアラームが鳴ったらと思うと、不安で仕方がない……。 人工呼吸器にはしばらく触れていないからニガテ意識もなくならないし、アラーム対応は一歩間違えれば患者さんの生死に直結するから本当に怖い。とはいえ、怖がってばかりいても患者さんの力にはなれない。 漠然とした不安を取り除くためにも、人工呼吸器のアラームを基礎からおさらいしよう!

アラームの役割は?

人工呼吸器を装着した患者さんは、挿管されていたり鎮静状態にあるため、訴えるコミュニケーション手段がない。そこでアラームが"患者さんの声にならない声"を代弁している。そのため、看護師には患者さんのサポーターとしてアラームが発する声を受け止め、対処する能力が求められる。

アラームの3つの声

その1 「息が十分に吸えなくて苦しい」「空気が多すぎてもう吸えない」など、患者さんの呼吸状態を知らせるその2 「回路のどこかが詰まっている」「どこかから空気が漏れている」など、人工呼吸器本体の故障や回路の不備を知らせる その3 「酸素が供給されていない」「電源が抜けている」など、環境・設備の不具合などを知らせる

人工呼吸器のアラームとは

(「ナース専科」2012年12月増刊号「一冊まるごと呼吸ケア」より引用)

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