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【連載】癒しのリフレクソロジー

第8回 痛みに対するリフレクソロジー

解説 市野さおり

リフレクソロジスト/看護師 トータルヘルスケアサポート「confianza」主宰

Oil massage

リフレクソロジーがさまざまな疾患・症状に対応できることは既に述べてきました。足裏をみることが、具体的にどう所見に役立つのかを数回にわたって解説したいと思います。今回は「痛み」を取り上げます。


直接痛みのある部位に触れず、反射区への刺激で苦痛を緩和する!

苦痛の緩和への対応は、医師に指示された薬剤の投与だけではありません。患者さんが訴える痛みのなかには、手を握ったり患部をさすったりするだけで緩和されるものもあります。看護師の判断で行える「手当て」という介入方法でも、苦痛や症状を緩和することはできるのです。

特にリフレクソロジーは痛みの原疾患に関係なく、また、直接患部に触ることなく関連部位に適切な刺激を伝えることができるので、安心して実施できる有用な方法です。さらに、痛みを訴えているそのときにその場で足裏を観察し、施療できるという行為自体が患者さんに大きな安心感を与えます。それが苦痛緩和にもつながり、患者さんとの間に信頼感を生むことにもなります。

原疾患や画像・検査データだけに頼らない、リフレクソロジーという第三の視点をもつことで、より幅広く患者さんの痛みに対応できるようになると思います。

実際の施療では、まず患者さんが身体上で痛みを訴えている部位の相当反射区を刺激してみることから始めます。その後、その原因やその痛みに関連する部位の反射区にも刺激を与えていきます。

刺激を与えている際に、患者さんから「痛い!」という発言が聞かれた場合の対処として、「維持圧」があります。その場で手の動きを止めてそっと押し、軽く痛みがある程度まで圧力をかけたところで維持します。それ以上に強く押したり、皮下に感じるしこりを無理に壊そうとしてはいけません。

患者さんには、「息をハーッと吐いて、身体の力を抜いてください」と伝えます。10秒ほどしたところで痛みを確認します。痛みが軽くなっているようであれば、その部位から施療を再開します。痛みが変わらなければ、この「維持圧」を2~3回繰り返してからトリートメントを再開してください。

※続いては、「腰・背中の痛みの所見はここをみる」です。
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