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【連載】NPPVのキホンとトラブル回避術

第6回【NPPV】 マスクから空気が漏れているみたい...

解説 南雲秀子

湘南厚木病院 看護師長/米国呼吸療法士(RRT) / 保健医療学修士(MHSc) 日本呼吸ケアネットワーク 理事

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NPPVでは、低酸素血症はもとより、そのメカニズムや構造上、エアリークや スキントラブル、粘膜の乾燥、腹部膨満など、特有のトラブルが存在します。

ここでは、トラブルの原因と対応のコツ、ケアのポイントを紹介します。


Q1 マスクから空気が漏れているみたい!

A1 NPPVはマスクの呼気ポートから常に空気が漏れているのです

NPPVのマスクには空気を送り込むホースが1本あるだけで、呼気の行き場がありません。
そのため呼気は、マスクとホースの接続あたりにある小さい隙間や穴(呼気ポート)から逃がしています。

マスクの種類によって呼気ポートの位置や形が違うので、使用開始前に確認しておくとよいでしょう。

息を吸うときの圧と吐くときの圧を同じ、つまり常時一定圧に保つことをCPAP(持続的気道陽圧法)と言いますが、NPPVの多くは息を吸うときの圧(IPAP:吸気時気道陽圧)と吐くときの圧(EPAP:呼気時気道陽圧)に差をつけて、息を吸いやすくしています。

吐いているときにも圧力を保つためには、呼気でもある程度の気流が器械からマスクに対して送られているので、マスクの呼気ポートからは常に空気が漏れている状態になり、それが吸気では強く・呼気では弱くなっているのです。

呼気ポート以外の場所、つまり口角の脇や鼻筋のあたりから空気が漏れることもあります。

これはマスクが患者さんの顔面に、ぴったりフィットしていないためです。

原因の多くは

  1. マスクが曲がっている
  2. ベルトがきつ過ぎる
  3. ベルトが緩すぎる

のいずれかです。

緩すぎるのはもちろんですが、きつ過ぎても空気漏れしてしまうので気をつけましょう。

続いては「マスクを外したら頬が発赤していた!」について解説します。

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