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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第6回 訪問看護業界に新しい風を

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記を連載します。第1章は「訪問看護起業前夜」。今回が1章最終回です。


訪問看護業界に新しい風を

こうして訪問看護ステーションの立ち上げを始めたケアプロには、安心して療養生活を送り、住み慣れた自宅での看取りを実現させることに想いを持つ看護師が集まった。

ベテラン看護師もいるが、若手が多く、所長の岩本は現在24歳で日本一若い訪問看護ステーション所長である。そして、2013年4月からは、新卒看護師が入社予定で新卒教育プログラムを開発していく。

また将来の独立開業支援に向けて、現在、福岡や鹿児島、沖縄、大阪など地方出身の20代看護師が参画している。東京で修行した後に、各地で自分の訪問看護ステーションを立ち上げ、展開していく予定である。

またケアプロは、在宅医療のあり方を考え、様々な新しい仕組みをつくろうとしている。例えば、がん終末期の方向けのシェアハウスへの訪問看護や、新たに建設される高齢者専用賃貸住宅の1階に入るテナントとして、訪問看護ステーションのサテライトを展開する予定である。

岩本さんの写真

装備を整え訪問看護に出発。こんなかっこいい訪問看護師、見たことある?

仲間と力を合わせ前進あるのみ!

訪問看護ステーションが足りず、「どんな症状でも、いつでも、どこでも」訪問看護を利用できる環境にはなっていない日本で、今後、急増する看取難民への対応は喫緊の社会的課題である。

世の中にあるコンビニやレストランなど様々な業種が土日や夜間に営業しているが、訪問看護ステーションの9割が土日祝日夜間は基本的に休みである。しかし、保険を利用できる医療や介護は公的サービスだからこそ、休日や夜間などをしっかり対応していくところがなければならない。

そのため、ケアプロでは24時間365日サポートできる仕組みを作り、市民の方々が、住み慣れた在宅で、安心した療養生活とその人らしい看取りが実現できるようにしていく。

まだまだ駆け出しの身ではあるが、初心を大切に、仲間と力を合わせ、前進あるのみなのである!

ステーション立ち上げスタッフ募集中

ここまでお読みいただく中で、訪問看護の必要性と今後の課題について、少しでも多くの方と想いを共有することができましたら幸いです。

今後、急増する看取難民という社会的課題を解決するキーパーソンは間違いなく訪問看護師です。

世の中にはコンビニやレストランなど便利なサービスはありますが、訪問看護は地域で暮らす人の根幹を支える公的サービスとして、大きな社会的使命を持っています。

訪問看護の現場は楽しいだけではなく、辛いこともありますが、独り暮らしの高齢者や障害をお持ちの方などにとって、訪問看護師の存在がどれだけありがたいことか、自宅で看取ることができれば、どれほど家族の支えになることか、それらは、どれほど現場の看護師冥利に尽きることか、と思います。

訪問看護に興味が有る方は、ぜひ、看護師人生の重要な選択肢として、チャレンジしていただければと思います!

※次回からは、第2章「いよいよ開業!」を連載します。お楽しみに!

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