アメリカでは毎年複数のがん治療薬が開発され、臨床で使われ始めます。ナースはそれぞれの薬の作用・副作用を患者さんに投与する前に勉強するわけですが、今回は実際に市場に出るまでの臨床試験の仕組みと、それにかかわるナースの役割をお話します。
臨床試験の情報は患者さんか主治医から
臨床試験は主に大学付属病院や特定のクリニックを通して行われます。毎年数え切れないほどの臨床試験が行われますが、現在のところすべての臨床試験を一目で見るサイトはまだありません。
なので、臨床試験を希望する患者さんは、主治医から情報を得るか、患者さん自身でリサーチを行います。
その臨床試験が的確であるかは、主治医との相談、臨床試験にかかわっているナースまたはクリニカル・リサーチ・アソシエイトが病理・過去の治療の記録・現在の治療薬・合併症の有無などから検討します。
続いては、ナースの役割について紹介します。
>> 続きを読む