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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第7回 訪問看護準備室を発足

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記です。今回からは、第2章に突入「いよいよ開業!!」5回連載の予定です。


訪問看護準備室を発足

ケアプロでは、8か月の被災地支援活動を通して、日本の地域医療における深刻な課題を目の当たりにした。それは、地域にあふれた多くの医療難民、孤独の中で亡くなっていく人々の姿だった。

ケアプロのミッションである、「革新的なヘルスケアサービスをプロデュースし、健康的な社会づくりに貢献する」を踏まえてその現状を見つめた時、見て見ぬふりはできないと思った。

とはいえ、資金も場所も人材も確保もされていたわけではなかった。しかし、私と平間は、「とにかく訪問看護ステーションを立ち上げよう」と決意した。

「訪問看護準備室の発足」というミッションを課せられた平間看護師の写真

「訪問看護準備室の発足」というミッションを課せられた平間看護師

課題山積、ゼロからスタート

「訪問看護準備室」とは何か?

その名の通り、訪問看護ステーションの土台作りである。

事業所立ち上げのための諸々の手続きや、先輩看護師の訪問看護ステーションでの研修、訪問エリアにいる利用者数などの市場調査、地域の他の訪問看護ステーションの数やそれぞれのエリアなどの調査、病院の地域医療連携室のソーシャルワーカーなどから求められる地域ならではの訪問看護ニーズのヒアリング、そして、他の訪問看護ステーションや介護事業所への挨拶回りなどなど、土台を作るための業務は多岐にわたった。

さらに、ケアプロ内の他部署の社員に、新事業への理解を仰ぐなど、社内教育もしなければならなかった。ケアプロはもともと、ワンコイン健診(予防医療事業)でスタートした会社であるため、社員の中には、「社長と平間さんが何かを始めたようだが大丈夫なのか??」と思っていた社員も少なくなかったからだ。

数え挙げたらきりがないほどやるべきことが山積みになっていた。しかも、マニュアルも何もない状態からのスタートであり、運営、管理、教育、全てにおいてゼロであり、手探り状態だった。

そして、「訪問看護ステーションを立ち上げる」と決意した私たちには、その後、次々と課題が降りかかってくるのであった。

※次回は、ステーション立ち上げの準備に奮闘する、平間看護師のエピソード、水曜配信です。

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