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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第28回 いつかは沖縄にたくさんの訪看ステーションを

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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今回の主役も前回に引き続き、“ケアプロ訪問看護ステーション東京”の今春の新入社員、山川将人。沖縄出身で、「沖縄を活性化させたい!!」という熱き地元愛を胸に上京し、病院で看護師の経験を積んだ後にケアプロへ入社した。そんな彼の過去から未来までを語ってもらった。


「医者になりたい」から「看護師になりたい」へ

親が糖尿病を患っていたこともあり、幼少期から医者になりたいと思っていました。ただやんちゃな子供だったため、病院でお世話になることも多く、その中で看護師さんと接するうちに、「もともと人とコミュニケーションを取ることが好きな自分にとっては、医者よりも看護師が良いな」と感じました。

また親戚関係など、身近に看護師が5人以上いたこともあり、仕事の話はよく聞いていました。身内ゆえ、苦労話なども耳にはしましたが、「その大変さをいかに改善して、楽しめるか」という根っからのポジティブ思考で、中学生の頃からは「看護師になりたい!」という気持ち一筋でした。

湘南の病院で「退院調整」を担当し

まず沖縄から出て外の世界を見ようと考え上京し、神奈川県・湘南の総合病院の外科病棟に4年間勤めました。病院では、患者さんが安心してより良い環境で退院し、その後の環境調整などを、ご家族と面談して行っていく、『退院調整』を主に担当していました。

当初は3年で沖縄に帰る予定でしたが、大学生の頃から「いつか、病院の枠にとらわれず、看護師として独立したい」と思っていたことと、病気を患っていた祖父母を自宅で看護し、病院ではなく自宅でしかできないこともあると感じた経験、さらに病院での業務経験も重なって在宅看護に興味を持ち、もっと勉強したいと思い、帰郷しませんでした。

キッカケはface book!?

もともとワンコイン健診を始めた看護師としての川添の存在は、看護師の先輩から聞いたこともあり認識はしていました。

そんなある日、自分のface bookに看護師としての想いや夢を記載したところ、岩本がケアプロの訪問看護についてのメッセージをくれたのです。彼が24歳の若さで訪問看護をしていることに衝撃を受け、直ぐに会いました。そのとき、以前聞いたことのあるワンコイン健診のケアプロが、訪問看護も運営しているということを知り、なにか運命を感じました。

ただ、いざ病院を辞めて訪問看護の世界に飛び込むには、正直、色々な不安がありました。ただ他の訪問看護ステーションなども見学に行きましたが、ケアプロは自分が思い描いていたことができるだけでなく、既に実行もしている会社で、嫉妬さえするほど魅力を感じました。

自分たちが基となった研修プログラムを

結局、その後自分はケアプロに入職しましたが、入職後は病院ではできなかった行動や考え方ができるようになりました。そして何より、一緒に働くスタッフのモチベーションがとても高いことに驚きました。常により良い方向を目指して、忙しい時間の合間にも意見交換やコミュニケーションが活発。一つの疑問や課題にも10答えてくれるなど、とにかく全員が一生懸命です。

今は訪問看護事業がスタートして間もないため、自分たちが基となり研修プログラムを構築しています。どうしても訪問看護師というと、経験年長者のイメージがあり、新卒1年目では難しい、と思う方が多いと思います。しかし若い感性だからこそ活かせる看護があると思っています。

また、心配せずトライできる環境がケアプロにはあります。世の中的には、「病院勤めから在宅看護」という流れが主になっていますが、ゆくゆくは、「在宅看護から病院勤め」というサイクルが実現したら良いな、とも思います。

沖縄を活性化させたい!!

今後は、訪問看護の勉強はもちろん、マネジメントや経営面も学びながら、在宅看護を充実させるために、以前病院で担当していた「退院調整」にも注力していきたいと考えています。やはり病院から上手く退院することと、在宅看護充実の関係性は大きいと思うからです。

また将来的な大きな夢としては、沖縄をより住みやすく豊かな地にしたいと思っています。実際、自宅ではなく病院で亡くなる方が多いので、訪問看護ステーションを何か所も作り、自宅で安心して暮らせるよう環境を整えたいと思っています。

いまから訪問看護に向かおうとしている山川さんの写真

いまから訪問看護に向かおうとしている山川。ピースサインで。

※次回からは第5章がスタートします。水曜配信です。

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