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【連載】看護に役立つ生理学

第1回 浮腫とアルブミン

執筆 梵天ゆとり(ぼんてん・ゆとり)

医師、日本医学放射線学会会員

さまざまな病態によって現れ、褥瘡の発生や悪化の原因ともなりうる浮腫。日常の看護でも、最も頻繁に出合う症候のひとつではないでしょうか。

一口に「浮腫」といっても、その原因は多岐にわたり、臨床的にも急を要するものから経過を見てよいものまで、その意義はさまざまです。

仮に「浮腫をきたす疾患」といった長大なリストを見せられても、なかなか覚えきれるものではありません。
しかし、一見バラバラにみえる浮腫の原因にも、それらを貫く共通のメカニズムがあります。浮腫を深く理解して頭を整理することは、生理学の基礎知識を総復習することにもなります。

目の前の浮腫の患者さんの体の中で、どんなことが起こっているのか、可能なかぎり正確にイメージできるような看護師を目指しましょう。


【目次】

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なぜ浮腫は問題となるのか?

浮腫とは、いわゆる「むくみ」が見られる状態です。多くは下肢に見られますが、上肢や眼瞼など、さまざまな部位に生じます。
その仕組みについては後ほど詳しく解説しますが、臨床的に浮腫はなぜ問題となるのでしょうか?

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