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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第58回 オリジナル「ナースバッグ」を普及させよう!

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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ユニフォームの一新に引き続き、ナースバッグを作ることにした。使いやすく、かつ一般の人が見ても「オシャレ!」と思ってもらえる「ナースバッグ」を来年度には披露したいと考えている。


オリジナルの「ナースバッグ」を作ろう!

今年視察に訪れた、オランダの訪問看護ステーション「Buurtzorg」では、訪問看護師全員が揃いの「ナースバッグ」を持っている。

メッセンジャーバッグの形で、鮮やかなブルーの地にホワイトのロゴ。手提げや斜めがけにできるし、自転車に取り付けられるフックもある。

バッグの内側は仕切りが細かく入っていて、看護グッズやiPadなどの電子機器などをピッタリと収納可能。さっと取り出せて仕舞えて、使い勝手は抜群。じつによく考えられた「ナースバッグ」だ。

日本ではドクターズバッグはあっても、訪問看護師向けの「ナースバッグ」はほとんど見当たらない。ケアプロのスタッフは、会社で推奨するアウトドア用のデイパック(市販)か私用のバッグを使っているが、使い勝手はよいとはいえない。

「Buurtzorg」のは機能性とともに、そのものにBuurtzorgの訪問看護師であることを示す「ブランディング」効果がある。ケアプロでは今夏、ユニフォームを一新したが、同様にケアプロの訪問看護師が携える「ナースバッグ」を見れば、「地域の健康を守ってくれるケアプロの訪問看護師」と認識してもらうことを目指したいのだ。

来年度にはお目見えのナースバッグ、乞うご期待!

そこで、バッグ作りを始めた大学時代の後輩に声をかけた。彼らは企業やイベントの販売促進用・広告宣伝用ののぼりや旗など、使用後に廃棄される布をリユースしてバッグを作っている。

ケアプロが考えるオリジナルの「ナースバッグ」も、そんなリユース素材で作ることができたらと考えたのだ。使いたいリユース布は、医療系の団体ののぼりとか旗。ケアプロの考える「ナースバッグ」のコンセプトにピッタリなデザイン性が生まれると思う。

オリジナル「ナースバッグ」の機能は、Buurtzorgを参考にして、利用者宅を回っている現場スタッフの意見を積極的に採用。意見として多いのが、「雨に濡れない防水性」と「出し入れが容易であること」。スタッフも自分たちが使うバッグのデザイン・機能性を追求しようと、楽しみながら関わってくれている。

年末にはプロトタイプが出来上がる予定で、来年4月にはスタッフが使えるようにしたい。ケアプロのオリジナル「ナースバッグ」は、国内の在宅医療に携わる看護師・介護士・ドクターにも興味を持ってもらえればうれしい。

一般向けに市販されるのも、いい。メッセンジャーバッグが流行っているが、そんな風に一般の方たちにも「ケアプロのナースバッグって使いやすい」と手に取ってほしいのだ。そこから訪問看護、在宅医療に関心を寄せてもらえれば、なんて欲張りなことも考えている。