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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第59回 訪問看護分野で門戸を広げるため

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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訪問看護の分野では、新卒・新人を採用する事業所はわずか2%だとされている。訪問看護師の全体数を増やすためには、若手の力が必要だ。困難を乗り越えても目指そうとする人たちのために、ケアプロは応援サイトをオープンすることにした。


新卒・新人の訪問看護って、何を考えているの?

近い将来やってくる、在宅療養難民や看取り難民の増加。在宅生活を支える訪問看護師の不足が懸念されている。

これを解消するには「新卒」や、現在看護職に就いているが新たに訪問看護をやろうとする「新人」の採用を推進すべきだが、わが国では教育プログラムをはじめ受け入れ体制は整備されていない。

しかも医療・看護の現場には、新卒・新人の採用には否定的な意見が少なくない。あるサイトで看護学生から「新卒で訪問看護をやりたいが、可能か?」という相談への回答を見て驚いた。

「怖いもの知らず? 求められる知識と技術に自信があるのか?(看護師)」「この道20年、新卒で訪問なんて間違っても選択しない(看護師)」「訪問看護は経験を積み、素質のある看護師だけに勤まる特殊な職場(看護師)」「経験のない看護師は使えるわけがないし、任せられない。訪問看護師を甘く見ているのか(医師)」……。

バッサリと切り捨てるような回答の数々。訪問看護への夢が打ち砕かれ、「やっぱり病院に勤めよう」と考え直すことだろう。この閉塞感を打破するには、訪問看護の分野での新卒・新人教育プログラムの整備が急務だ。

以前、この連載でも記したのだが、私たちケアプロは聖路加看護大学と共同で教育プログラムの開発に着手している。これに加えて、新卒・新人で訪問看護を目指す人たちを、何かの形で応援することができないかと考えた。