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【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第13回 ケアプロナース稲葉公子の挑戦

執筆 川添高志

ケアプロ株式会社・代表取締役社長

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"ケアプロ訪問看護ステーション"で唯一の女性正社員は、稲葉公子だ。稲葉はいくつかの転職ののち、ケアプロに辿りついたという看護師としては異色の経歴をもつ。現在27歳。ばりばりの働き盛りであり、ケアプログループ統括アソシエイトとして、ケアプロの訪問看護ステーションの人事採用担当も行い、社内の中軸となっている。 そんな彼女に、看護師としての経歴やケアプロの仕事について話を聞いてみた。彼女の言葉で紹介しよう。


ベクトルは自然と訪問看護へ

看護師になったきっかけは・・・忘れました(笑)。 というか、もともとは医者になりたかったのですが、色々なことがあり、結局、看護師になりました。

はじめの就職先は、大学病院。でも私は、学生の頃からずっと、訪問看護に対して憧れを持っていました。なぜなのだろうか、と考えてみると、私の育った地域が関係しているのかもしれません。 私は静岡の田舎育ちで、故郷は、近所の人たちがみんな知り合いといったところでした。おじいさん、おばあさんに囲まれて育ったからか、高齢者が大好きで、近所のおばあさんが来てお茶を出すと褒められたのが嬉しくて。そんな風景がずっと私の脳裏に残っていて、ああいった中で働きたいという気持ちがありました。

それとやはり、多くの人は最期を家で迎えたいと思っているのに、現実はそうならない。 私は看護師という人の最期に関わる仕事に就くなら、その最期をその人にとって、最善のものにするお手伝いをしたいと思ったのです。 そういったさまざまな気持ちが混じりあって、訪問看護への憧れは強くなっていきました。

現実の壁にぶつかって

しかし訪問看護は、臨床経験が10年はないと厳しいと言われる世界。当時の私の臨床経験はたったの2年間でした。 みんなから無理だと言われましたが、私は「できるかできないかではなく、やりたいかやりたくないか」で、人生の選択をしたいと思っていましたので、臨床経験2年の若輩者でも受け入れてくれる訪問看護事業所を必死で探しました。

そして幸い、了承してくれる事業所を見つけ、私の訪問看護の修行がスタートしたのです。

訪問看護の修行をしていたら、この業界の実情がいろいろと見えてきました。多くの訪問看護事業所には、大学病院にあるような教育プログラムが用意されていませんので、それぞれの事業所の個別性が強くなるといえます。

研修に行きたいと思っても、なかなか難しい環境で、こんな中で働訪問看護は無理なのかという気持ちと、諦めたくない気持ちが入り交じって、でもそんなことよりも、新しい仕事を探さなくてはいけない状況になってしまいました。

稲葉公子さんの写真

決めたことに一途に走る稲葉公子は、ケアプログループ統括アソシエイトとして、訪問看護から人材採用まで担当している

※次回は、稲葉さんがケアプロに出合った当時のエピソード、水曜配信です。