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【連載】検査説明これだけガイド

検査説明における看護師の役割について

解説 荒川直美

東京慈恵会医科大学附属病院 グリーンカウンター 看護主任

Kensagi blue

外来でも入院中でも患者さんはさまざまな検査を受けます。特に、よく使用されるCTやMRI、超音波などの検査について知っておくとよいことを解説します。

第1回は、検査説明における看護師の役割について考えます。


検査説明における看護師の役割って何だろう

外来・入院にかかわらず、検査における看護師の役割は、患者さんに必要な検査や治療が安心・安全、そしてスムーズに実施できるように環境を整え、身体的・精神的な侵襲を最小限にすることです。

検査が決まると、医師から検査目的や実施方法について説明されますが、それでも多くの患者さんは検査に対して不安を抱いています。看護師には、説明の終了後に内容の理解度を確認し、必要に応じて補足あるいはあらためて医師からの説明を求めるなど、検査への不安が少しでも軽減され、信頼関係が深まるような支援が求められます。

それには実施される検査について、十分な知識を得ておくことが不可欠です。特に侵襲性の高い検査では、そのリスクについても十分理解した上で検査に臨んでもらうことが必要になります。

また、患者さんと接する中で、既往や服用している薬剤、アレルギー歴、患者さんの全身状態など、検査・治療に必要な情報を得た場合には、医師や他の医療従事者に報告し、連携を図ることも大事な役割です。時には患者さんの希望などを聴取しながら、診療に合わせた治療計画が円滑に進められるよう調整役としての役割を担いましょう。

検査説明を始める前に検査の目的を知っておこう

患者さんに適切なケアを提供するためには、ただ検査の案内をするのではなく、病名や経過を知り、何を目的に検査を行うのかを理解しておくことが重要です。検査の目的には、主にスクリーニング検査、確定診断・重症度判定のための検査、治療効果の判定・経過観察のための検査などが挙げられます。

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