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【連載】検査説明これだけガイド

検査にかかわる注意事項 ― 検査前・中・後

解説 荒川直美

東京慈恵会医科大学附属病院 グリーンカウンター 看護主任

Kensagi blue

検査に対するインフォームドコンセントは医師が行いますが、 内容に関しての補足や質問に答えたり、検査にかかわる注意事項などを伝えるのは 看護師の役割です。

第2回は、検査前・検査中・検査後に看護師がどんなことを伝えればよいのかを項目ごとに解説します。


検査前

検査項目

検査名はそのまま伝えるだけでなく、患者さんが検査をイメージしやすい表現で伝えます。例えば、「上部消化管内視鏡検査」であれば、「胃カメラを使って、胃から十二指腸の中の状態を詳しく調べる検査です」と、患者さんに馴染みのある言葉で説明すると、より理解しやすくなります。

検査の目的

なぜ検査を行うのか、その検査によってどのようなことがわかるのかを、患者さんが理解できるように話します。また、患者さんによっては同じような検査を受けた経験があり、なぜまた検査を受ける必要があるのかと、疑問や不満を抱いていることがあります。その場合も必要性と目的を十分に説明することが大切です。

検査内容

検査内容の説明では、患者さんがどのような方法で検査を受けるのか、イメージできるように具体的に話をしていきます。特にCTやMRI、血管造影の検査は、患者さんにとってイメージしにくいものです。

検査の手順などを写真やイラストなどを用いて説明するとよいでしょう。また移動寝台に横になり、ガントリーと呼ばれる円筒状の装置の中に入りますので、閉所が苦手な患者さんには手でガントリーの大きさなどを示すと、どの程度の圧迫感なのか伝わりやすいようです。

医療従事者はよく知っている検査でも、患者さんにとっては初めてというケースが多いので、検査にかかる時間、痛みや苦痛の有無、対処方法など、丁寧な説明を心がけることが大切です。

整理機能検査の所要時間

生理機能検査の所要時間

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