【連載】アセスメント力を身につけよう

正常呼吸音の聴取のしかた

解説 山内 豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

患者さんの異変を前に、「迷う」「わからない」「判断ができない」……。
ここでは、そんな体験をした読者から寄せられた「アセスメントに迷いやすい症状」を5つピックアップしました。症状ごとに、どのような患者情報を集めたらいいのか、判断するときのポイント、アセスメント手技などについて、ステップを追って解説していきます。


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どんな手順で?

(1)呼吸音は、聴診器で聴取する音としては高い音なので、チェストピースの膜型のほうを使います(図1)。
(2)患者さんには、口を開けた状態で、やや大きめな呼吸を繰り返してもらうようにします。
(3)左右交互に対称的に聴取し、一カ所につき最低でも1呼吸以上は聴取します。

聴診器説明図
図1 聴診器

ポイントは?

 「気管支音」「気管支肺胞音」「肺胞音」を聴取する各部位にて、ふさわしい音、つまり「正常呼吸音」が出ているかどうかを聴き分けます(図2)。

正常呼吸音の特徴
図2 正常呼吸音の特徴

※ 次回は、「基本に戻ってSkill up3 ― 打診のしかた」について解説します。

(『ナース専科マガジン』2011年6月号より転載)

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