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【連載】アセスメント力を身につけよう

打診の仕方| 基本に戻ってSkill up

解説 山内豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

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患者さんの異変を前に、「迷う」「わからない」「判断ができない」……。ここでは、そんな体験をした読者から寄せられた「アセスメントに迷いやすい症状」を5つピックアップしました。症状ごとに、どのような患者情報を集めたらいいのか、判断するときのポイント、アセスメント手技などについて、ステップを追って解説していきます。


打診とは?どう役立てる?

打診音から内部が空気かどうかをつかむ

壁に釘を打つときは、梁がしっかりしているところを探して打ちます。その際に指でトントンたたくでしょう。これは、たたいてみて音が響くようなところは中が空洞で、音が響かないならばその中には何かが詰まっているとわかるからです。

打診はこれを身体に応用したもの。つまり、たたいた身体の内部に何があるのかを推定するための手技なのです。打診音は、たたいたところの真下のだいたい5~7cmの情報を伝えてくれます。

主に打診するのは胸や腹部ですが、これらの部分をたたくことで、その中にどれだけ空気があるのかがわかります。それによって、空洞になっている肺や腸管の含気状態や、臓器の大きさなどの手がかりがつかめます。

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