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【連載】基礎からわかる精神科看護

【精神看護】第10回 不眠症の患者の看護の仕方

監修 医療法人財団青溪会 駒木野病院

精神科専門病院

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不眠症の定義

不眠は睡眠障害の一つで、睡眠開始の障害(入眠障害)および睡眠維持の障害であり、何らかの原因によって睡眠時間の短縮と睡眠の質の悪化が起こっている状態です。
不眠は、入眠障害、塾眠障害(中途覚醒、浅眠)、早朝覚醒に分類され、単独あるいは組み合わさって出現します。

不眠の原因の分類には、身体的原因、生理学的原因、心理学的原因、精神学的原因、薬理学的原因、その他があります。

看護のポイント

不眠は精神疾患の発症に先駆けて見られたり、発症や精神症状の悪化に伴い出現することが多くあります。
したがって、精神症状との密接な関係から、不眠への援助は回復の一助になります。

不眠状態の患者を援助するためには、患者本来の睡眠パターンと睡眠に対するニーズ、現在患者の感じている睡眠パターン、不眠による苦痛の程度、睡眠状態、日中の過ごし方、身体症状、精神症状、生活習慣などの情報を集め、不眠の方と原因をアセスメントする必要があります。

ここでは、不眠を引き起こす医学的診断として、統合失調症、躁うつ病、神経症、アルコール依存症、認知症を取り上げていきます。

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