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【連載】高齢者の機能低下をアセスメント

第2回 高齢者のアセスメントとケアで気をつけたいこと

解説 前田孝子

東京都健康長寿医療センター 医療安全室 専任リスクマネージャー 看護師長

Obaasan kurumaisu

第2回目は、高齢者をアセスメントやケアする際に看護師が念頭に置いておくとよいこと、気を付けたいことをについて解説します。


高齢患者さんについてアセスメントするには

日常生活を知る(理解する)

まずは、その患者さんの日常生活を知る(理解する)ために、看護データベース(患者基本情報)を収集しますが、このとき入院に至るまでの疾患に関すること(経過や症状・訴えなど)とともに、自宅でどのように生活されていたのかも確認していきます。
ADLなど身体的側面をはじめ、認知能力などの精神的側面や生活背景などの社会的側面にも目を向け、さらには入院時から退院後のことを考えて患者さん本人や家族から、家の状態や今後をどのように考えているのかを含め話を聞きます。
例えば、一人で歩行できるのか、杖は使用するのか、食事は一人で食べられるのか、介助が必要なのか、食事中にむせることはないか、食事の嗜好やアレルギー、栄養状態といった身体面に関することのほか、薬は自分で管理しているのか、買い物の支払いや電話をかける、あるいは交通機関を利用しての外出は一人でできているのか、ほかの人の介助を必要とするか、などさまざまな視点で確認していきます。

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