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【連載】血液ガスの基礎知識とアセスメント

CaO2(動脈血酸素含有量)の見方と計算式

解説 南雲秀子

湘南厚木病院 看護師長/米国呼吸療法士(RRT) / 保健医療学修士(MHSc) 日本呼吸ケアネットワーク 理事

いまさら聞けない血液ガスに関する基礎知識。今回は、CaO2の見方、二酸化炭素の血中からの放出について、アシドーシスとアシデミアの違いについて解説します。

CaO2の値はどんなときに見る?

酸素は足りているのに呼吸困難がある場合のアセスメントの指標になります。

酸素化の指標として欠かせないのが、SaO2とSpO2ですが、もう一つ知っておくとよいのがCaO2(動脈血酸素含有量)です。

CaO2は、単位量の血液の中に酸素がどのくらい含まれているかの絶対値です。

酸素分圧(PaO2)が高ければ、ヘモグロビンと結合する酸素の量も増加するため、SaO2(SpO2)も増加しますが、これらが高くても、例えば貧血のようにヘモグロビンの総量が少なければ、血液に十分な酸素が含まれていない可能性があります。

こういった場合、CaO2の値により、酸素化が十分であるかを見極めることができます。
「脈が早い」「サチュレーションはいいのに息苦しそう」「酸素をいくら投与しても呼吸困難感がなくならない」などの場合にCaO2を計算してみて、その値が低ければ、血液が酸素を十分に含んでいないとわかります。

CaO2の値を求める式は以下の図のとおりになります。

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