• 公開日: 2014/1/13
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

下痢を訴える高齢者の看護について誤っているのはどれか?

下痢を訴える高齢者の看護について誤っているのはどれか?

1.高齢者は、抵抗力や免疫機能低下により下痢を生じやすい。

2.高齢者は、機能的な原因での下痢と同時に、ストレス性の下痢も考える。

3.常習便秘の場合、下剤の乱用から下痢を生じやすいので注意する。

4.下痢を訴える高齢者には、水分は禁止した方がよい。

―――以下解答―――

(解答) 4

<解説>

1.○ 高齢者は、抵抗力や免疫機能低下による感染からの胃腸炎などで下痢を生じやすい。

2.○ 高齢者の下痢の原因には、周囲の人間関係、環境の変化によるストレスからの自律神経系の乱れなどがある。

3.○ 高齢者は、常習便秘にもなりやすいが、下剤の乱用から下痢と便秘を繰り返すことになりやすい。

4.× 下痢を生じているからといって水分を摂取しないと脱水症状を来すおそれがある。

関連記事