【連載】看護師 国家試験対策・過去問

慢性肺気腫の高齢者の看護として適切でないのはどれか?

編集 ナース専科看護師国家試験対策委員会

監修・廣町佐智子(日本看護研究支援センター所長)

慢性肺気腫の高齢者の看護として適切でないのはどれか?

1.呼吸訓練は腹式呼吸を指導する。

2.呼吸不全に陥った時は、高濃度の酸素吸入を行う。

3.適切な栄養摂取により、やせを防止する。

4.痰を認める場合には、体位ドレナージを行う。

―――以下解答―――

(解答) 2

<解説>

1.○ 呼吸訓練は横隔膜運動を意識して行わせることと、気道の早期虚脱を防止することを目的として行い、腹式呼吸を指導する。

2.× 呼吸不全(空気吸入下でPaO2<60mmHg)では酸素吸入を行うが、閉塞性肺疾患では、高濃度の酸素吸入は換気を抑圧し、高炭酸ガス血症、CO2ナルコーシスを誘発することがある。24~32%の低濃度の酸素を鼻腔カテーテル、またはカニューレで0.3~1.5l/分程度で、動脈血酸素分圧(PaO2)、動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)を測定しながら吸入させる。

3.○ 肺気腫では低酸素血症により消化吸収の能力が低下し、体重減少を招きやすい。適切な栄養によりやせを防止することが大切である。

4.○ 体位ドレナージを行って気道をクリーンに保つことが、息切れの軽減と気道感染の防止に有効である。

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