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【連載】高齢者の機能低下をアセスメント

うつ病・認知症の観察とアセスメントのポイント

解説 白取絹恵

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 認知症看護認定看護師

うつ病や認知症は症状が多様で周囲にも影響を及ぼすため、家族ケアを視野に入れたかかわりが大切になります。
うつ病と認知症はどこが違うのかを知っておきましょう。


【目次】


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認知症・認知機能障害の看護ケア|原因、症状、アセスメントのポイント


うつ病・認知症はなぜ起こる?

うつ病

どんな症状?

 うつ病とは、何らかの要因によって倦怠感、うつ感、思考の抑制、活動意欲の低下、身体症状などが生じ、生活に支障を来している状態です。しかし、高齢者のうつ病はそうした典型的なうつ症状とは違い、頭痛、頭重、疲労感、食欲減退、睡眠障害などの症状を訴えることが多く、また思考や行動の抑制の出現が比較的遅く、重くなってから出ることが多いため、周囲の人が気付きにくく発見が遅れてしまうことが少なくありません。

高齢者のうつ症状の特徴

 1. 症状が蔓延化しやすい
 2. 不安感、焦燥感、苦悶感が強い
 3. 頭痛、頭重、易疲労感、食欲減退、睡眠障害などの心気症状を伴う
 4. 心気妄想、罪業妄想、貧困妄想、被害妄想などの妄想を伴うことがある
 5. 認知症との識別が難しい
 6. 閉じこもりがちになる
 7. 抑うつ症状に日内変動がある
 8. 自殺が多い

 などが挙げられます。
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