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【輸液製剤】誰もが経験する「コアリング」って?

提供 輸液製剤協議会

輸液の品質および安定供給の維持確立と輸液業界の健全なる発展に寄与することを通じ、医療に貢献することを目的とした業界団体。

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

輸液製剤について、医療過誤につながるリスクのあるトピックスを2つ紹介します。


輸液容器の「コアリング」に注意!

輸液製剤は無菌性を保つために密封容器※1または気密容器に入っています。ゴム栓は、密封性を高めるために容器口部周縁部から圧縮される力を受けるように設計されており、そのため注射針をゴム栓に穿刺するとき、注射針のあご部※2によりゴム栓が削り取られることがあります。このゴム片を「コア」といい、この現象を「コアリング」といいます(図1)。

コアリング発⽣のメカニズム

図1 コアリング発⽣のメカニズム

※1:注射剤を充填したガラスバイアルなどが該当する。なお、固形または液状の異物が進⼊できず、内容医薬品の損失、⾵解、潮解または蒸発を防ぐことができる容器を「気密容器」といい、プラスチック製輸液容器が該当する(出典等:⽇本薬局⽅)

※2:図1参照

「コアリング」の発生には、

  1. ゴム栓の材質・形状
  2. 注射針の径・形状
  3. 穿刺方法

の3つが絡み合い、互いに関与しているとされています(図2)。

コアリングの発生要因

図2 コアリングの発生要因

「コアリング」が発生すると、「コア」が混入した薬液を患者さんに投与してしまうといったリスクになります。

「コアリング」の防止には、次の4つの方法が有効とされています。

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