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呼吸音の聴診 5つのポイント

解説 中西美貴

大阪大学医学部附属病院 呼吸器センター 看護師 三学会合同呼吸療法認定士 保健医療学修士

Kenkoushindan choushinki

呼吸音の聴診は、呼吸療法におけるフィジカルアセスメントの中のフィジカルイグザム(視診・触診・打診・聴診)の1つです。呼吸音の聴診は、肺に起こっている現象をリアルタイムに把握することができ、換気状態や気道の状態(痰の貯留や閉塞等)の確認に有効です。

しかし、聴診した結果を解釈するためには正常呼吸音・異常呼吸音について理解しておく必要があります。

今回は、呼吸音の聴診に関する基礎知識として

  1. 呼吸音の発生機序
  2. 聴診器
  3. 呼吸音の聴診時の確認事項
  4. 正常呼吸音
  5. 異常呼吸音

について解説します。


関連リンク
【呼吸】聴診スキルアップ!(聴診部位など)
第6回 異常呼吸音(副雑音)の種類とアセスメント
呼吸音を正しく聴取するための4つのポイント


ポイント1 呼吸音の発生機序

気道内に空気が入ることで気流が発生し、乱流成分や渦流成分が音源となって発生すると考えられています。

気管支第9次分岐程度(気管〜細気管支)までの気道で発生した音が、胸壁に伝搬し肺胞呼吸音として聴かれると考えられています。

呼吸音の音源

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