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【連載】災害サバイバル術

第5回 “情報弱者”になるな!

執筆 大上 丈彦

医師 サイエンスライター メダカカレッジ主宰

Saigai tsunami hinan mark1111

今回の災害では、固定電話・携帯電話回線が不通になるなか、メールやtwitter、facebookが活躍するなど、新しいネットワークサービスが大きな役割を果たしました 。

一方で、情報ツールを使い慣れている人と慣れない人との間で情報格差が生まれました。

「情報」という得体の知れない、でも大事なものの取り扱いについて、一緒に考えていきましょう。


情弱とは?

「情弱」という言葉をご存じでしょうか。

これは流行語ですので知らなくてもよいのですが、「情報弱者」という意味で、情報により失敗したり不安になったり、ときに金銭的・身体的に損をしたりする人のことをいいます。

普段使うと、パソコンや携帯情報端末を活用できていない人、情報をきちんと解釈できない人という悪口にもなりますのであまりよい言葉ではありませんが、大災害のときなど、誰もが情報弱者となる可能性を持っているのです。

情弱説明図

1 情弱とは情報にアクセスできないこと

災害時の情報源としてテレビやラジオ、特に今回はワンセグ放送が活躍しました。

ただしそれらは基本的に受信のみで「双方向性」はありません。

したがって、自分の現状を伝えることはできませんし、また、積極的な情報入手は難しくなりますので、得られる情報は限定的になります。

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