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【連載】検査値をケアに活かす!

【術後に肺血栓塞栓症を発症した患者さん】事例で見る検査値の活かし方

解説 小野寺 由美子

埼玉協同病院 副看護部長

監修 村上 純子

埼玉協同病院 臨床検査部 部長

検査値を患者さんの病態とどうつなげて考えればよいかわからない──。

そんな声に応えて、入院時からの経過と検査値の推移を見ながら、数値の示す意味や看護への活かし方を、4つの事例で検討します。


▼術前・術後の看護について、まとめて読むならコチラ
術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防など)


事例2 人工関節全置換術後に肺血栓塞栓症を発症した患者さん

 Bさん(85歳、男性)は、数カ月前から右股関節に痛みを覚え、自宅近くの整形外科を受診し、骨頭壊死と診断されました。

 手術適応であったため、手術目的で当院の整形外科を受診。7月4日に入院し、同5日に人工股関節全置換術を受けました。手術翌日の6日に、SpO2が低下し、D-ダイマーの上昇があったため、造影CT検査を実施しました。

 その結果、肺血栓塞栓症と診断され、酸素投与とヘパリン投与による治療を開始しました。12日からはワーファリン3mgの内服が開始され、18日には酸素投与を終了しました。

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