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【連載】施設ナース・すみれのつれづれ日記

第4回 施設で働くのは、ケアスタッフと同居生活を送っているようなもの

執筆 はるのすみれ

看護師

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

2013 ns logo tate format rgb     03 min

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老人施設で働いている看護師とケアスタッフは、なかなかよい関係を築けないと聞いたこともあるのではないでしょうか。今回は、そんなケアスタッフとの関係についてお話します。


病院とは全く違うスタッフとの関係

 老人ホームのケアチームは、医師をトップにした直線指示型の関係性をもった病院のチームとは違う。それぞれの職種が好き勝手なことを言い、だらだらと時が流れていく。

その中で、ケアスタッフと看護師の関係は、仕方なく同居している嫁と姑のような関係だ。待遇も教育環境も何もかも違うのに、「対等な立場でチームケアを行ってください」と無理難題を押し付けられる。

 病院の中ですくすくと育った看護師は“医師から指示を受け、看護助手に指示を出す”ということが身に染みついている。いたって普通のことだ。

しかし、ケアスタッフは看護助手ではないので、看護師の指示を「はい喜んで」と受け取ってくれるとは限らない。それどころか、「威張っている」「指示的態度が気にいらない」と言ってくることもある。

 だから私は、ケアスタッフには、指示ではなくアドバイスをしていると思うことにしている。もし指示ならば、実行されなければ頭にくる。しかしアドバイスだと思うと「よかったら実行してください」という気分なので、腹も立たない。