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【連載】ここを見直そう! 排痰ケア

痰のアセスメント(貯留部位の特定)5つのポイント

解説 一條幹史

理学療法士

Icu syuchuchiryoushitsu

「痰が多量にあるのはわかっているのに、吸引してもあまり引けない」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。アセスメントが苦手という人は、特に痰の貯留部位の特定が難しいと感じているようです。
聴診にばかり頼らず、触診や視診も合わせて総合的にアセスメントを行うことが大切です。

今回は痰のアセスメント5つのポイントについて紹介します。


1 肺野をきちんと理解する

患者さんにぜろつきがあり、痰の貯留が疑われるとき、貯留部位の特定を聴診のみで行っていませんか?
聴診だけでなく、合わせて触診や視診を行うことで、痰の位置をより正確に確定できます。そのとき、大切なのは肺野をきちんと理解しておくことです。
少なくとも、前面から上葉・中葉・舌区、後面から下葉というように、体表面から把握できるようにしておきましょう。

肺の区分

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胸部の体表解剖(簡便法)

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2 触診で痰の位置を把握する

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