【連載】ここを見直そう! 排痰ケア

【状態別】痰が固くて吸引できない時の加湿の方法

解説 一條幹史

湘南鎌倉総合病院 理学療法士

痰が固くてなかなか吸引できない、という声をよく聞きます。そこで重要視すべきは加湿です。

今回は「痰が固い場合にアセスメントすべき項目」「患者さんの状態別 加湿方法」について紹介します。


アセスメント項目

痰の固さは体内の水分状態に左右されます。痰が固くて吸引できない場合は

  1. in-outバランス
  2. 脱水の有無
  3. 脱水のリスク(経口摂取できない、高齢者、発熱)
  4. 体温

をアセスメントします。水分量が不足していると判断したら加湿を行います。

続いては、「患者さんの状態別 加湿方法」について紹介します。

患者さんの状態別 加湿方法

  1. 飲水できる場合 → 水分摂取を促します
  2. 飲水できない場合→ 点滴量を検討します
  3. 水分制限中の場合 → うがいで部分的に加湿をします
  4. 気管挿管中の場合 → 人工呼吸回路の加温加湿器を使用します

※注意
簡便に加湿できるネブライザーは感染源になる危険性があります。使用する際は十分な衛生管理が必要です。

(『ナース専科マガジン2014年6月号』より改変利用)

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