【連載】ねじ子のヒミツ手技

バイタルサインの基本! 脈拍測定に適した部位と手順

執筆 森皆ねじ子

医師兼漫画家 *引用・参考文献『ねじ子のヒミツ手技 1st lesson』 『ねじ子のヒミツ手技 2nd lesson』

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

バイタルサインとは「生命徴候」のことで、簡単に言えば、「その人が生きている証」です。
「脈拍」「呼吸数」「体温」「血圧」「意識レベル」の5つがバイタルサインの基本です。

今回は脈拍の正しい測定部位と手順について解説します。


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脈拍がふれる部位

脈拍がふれる部位

脈拍測定に適した部位

 拍動を感じられればどこでもかまいませんが、最も脈が触れやすい「橈骨動脈」を選択するのが一般的です。

脈拍測定に適した部位
※ただし、血圧が60mmHg以下の場合、撓骨動脈では脈拍を触知することができないので、総頸動脈を選びましょう。

膝窩動脈・後脛骨動脈・足背動脈について
 脈拍数の測定に使用することはほとんどありません。主に下腿の循環動態を把握したいときに選択します。

測定手順(橈骨動脈の場合)

手順1 示指・中指・薬指を軽く当てる

脈拍測定の手順1
 示指で橈骨動脈の末梢側を軽く押さえるようにして、中指・薬指で触知します。

手順2 左右差の有無を確認する

脈拍測定の手順2

 左右差がある場合は、どちらかの動脈に血行障害があることが推測されます。

手順3 測定する

脈拍測定の手順3

 15秒間または30秒間、脈をカウントします。ただし、脈拍欠損・不整脈がみられる場合、60秒間継続して測定する必要があります。

手順4 記録・報告する

脈拍測定の手順4

 「15秒間測定値×4」または「30秒間測定値×2」で60秒の脈拍数を算出し、左右差と共に報告します。

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