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【連載】やさしく学ぶ 大腸がん経口抗がん剤の副作用マネジメント

第7回 「手足症候群」をマスターしよう(その3)

監修 金澤 旭宣

北野病院 消化器センター 外科部長

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第5~6回では、手足症候群の症状やセルフケアの指導法について紹介してきました。手足症候群は症状が発現したとしても、適切に対処することによって、スチバーガ®の治療を継続することができます。第7回では、手足症候群が生じたときに医療者が行う対処法についてご紹介します。


手足症候群のグレードに応じて対症療法を行い、場合によってはスチバーガ®の減量、休薬または投与中止を考慮します

手足症候群があらわれた場合にはその重症度(グレード)を評価し、グレードに応じて対症療法を行うとともに、スチバーガ®の減量、休薬、または投与中止を検討します。手足症候群の程度は、表1のようにグレード1~3で定義されています。

手足症候群のグレード(CTCAE Ver.4.0より抜粋)

表1 手足症候群のグレード(CTCAE Ver.4.0より抜粋)

手足症候群に対して早期から適切な対処を行うためには、患者さんによる自己申告が大切になります。そのため、グレードに応じた連絡方法を投薬開始までにお知らせしておきましょう。また、減量や休薬の判断は患者さんの自己判断では困難なので、医師の診察が必要であることを伝える必要もあります。

症状が発現した場合の連絡方法【グレード別】

  1. グレード1・・・次回の診察時に医師に知らせてください。 (次回の診察時までに患者さんが行う必要がある対症療法についても指導しておく)
  2. グレード2・・・スチバーガ®の減量が必要になるため、速やかに医師に連絡してください。
  3. グレード3・・・スチバーガ®の休薬が必要になるため、速やかに医師に連絡してください。
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