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【連載】施設ナース・すみれのつれづれ日記

第5回 お昼のひとこま

執筆 はるのすみれ

看護師

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

今回は、何気ない日常のひとこまから感じたことを紹介します。


「なるほどなぁ」と思った出来事

今回は、入居者とのかかわりの中で「なるほどなあ」と思った出来事を紹介したい。

はるサン(仮名)は、食事がすみ、スタッフがホッとしている時間に「ごはん、ごはんおなかすいた」と大声で訴える。お決まりのパターンだ。

まるで時報のように繰り返される出来事なのに、今日に限ってお向かいに座っているよしサン(仮名)は、「毎日毎日ごはんごはんって、食べたばっかりなのにあんたバカじゃないの?」と負けないくらい大きな声で、怒りをぶつけた。

そこにいた私は、「えっ、バカか。利口かで比べたらどっこい、どっこいだよ」と思ったが、一緒に食事をしている他の人の手前もあるので、「バカって言っちゃいけないよ。バカっていう人がバカだからね」と私はよしサンをたしなめた。

バカと言われたはるサンは、私は関係ありませんと思っているような顔で座っていた。

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