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【連載】施設ナース・すみれのつれづれ日記

第8回 ボランティアに付き合うボランティア

執筆 はるのすみれ

看護師

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

2013 ns logo tate format rgb     03 min

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老人施設にボランティアが訪問しているのを雑誌やテレビなどで見たことがあると思います。今回は、そんなボランティアにまつわることをお話します。


特技を披露しにくるボランティア

老人施設には、ボランティアさんが特技を披露するために訪問することがある。

昔は、慰問という表現をしていたが、今ではあまり使わない。慰問は、入居している人を慰めるために訪問するので、入居している人は、かわいそうという前提だからだ。

しかし現在の施設利用者は、措置ではなく契約でサービスを買っているので、ちっともかわいそうではない。むしろ入居できるお金があってよかったという状況だ。

とはいうものの、一般の人には「施設に入っている老人は、かわいそうで、慰めの対象である」という意識はまだ残っている。

そんな中で、ボランティアさんは地域の住民の方が来ることが多いので、施設側は、地域交流の一環としてよろこんで受け入れる。

しかし、内容が人前で披露するのはいかがなものか? というグレードの手品や歌、踊りにはちょっと考えさせられる。

先日は、おじいちゃんが手品を披露したが、失敗ばかりで、耐えきれなくなった女性の入居者が「へたくそお~!」と叫んでしまい、車いすごと退場させられてしまった。

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