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【連載】採血・注射・輸液の困難ケースを攻略!

【採血・輸液】駆血帯の上手な巻き方・強さ(圧)・時間

解説 寺島智子

済生会横浜市東部病院 泌尿器・婦人科・消化器センター、緩和ケア認定看護師

解説 柏木奈々子

済生会横浜市東部病院 外来・化学療法センター、がん化学療法認定看護師

解説 渡辺裕子

済生会横浜市東部病院 集中治療センター

Kenkoushindan saiketsu

多くの看護師が苦手な「針モノ」の手技。今回は、駆血帯を上手に巻くために知っておきたいことを紹介します。


1 新しい駆血帯は前処理をする

駆血帯の素材にはさまざまな種類がありますが、チューブ状のアメゴム製タイプの場合は、新品ほどツルッと滑って外れやすいので、使用前にアルコールで表面を拭き、よく伸ばしておきましょう。初めて使うときでも外れにくくなります。

2 適切な圧は40mmHg

駆血帯を締める際の適切な圧は、通常40mmHg(動脈の血流を妨げず、静脈の血流を適度に遮ることができる圧)程度です。

駆血帯を巻く前と比較して、腕の肌の色が悪くなった、白っぽくなったら、締め過ぎのサイン。患者さんから「痛い」「しびれる」などの訴えがあるはずです。色に変化がない場合でも、「痛くないですか」と確認するクセをつけましょう。

また、服を着込んだ状態で腕まくりをすると、腕が締め付けられた状態になり、腕まくりを戻した際に出血が激しくなることがあるため、採血の前に服を脱いでもらうなど、安全な採血のために協力を依頼しましょう。

続いて、「駆血時間・採血時間の目安」について解説します。

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