お気に入りに登録

【連載】フィジカルアセスメントのワザを極める

腸蠕動音の4つの分類と聴診のコツ

解説 高島尚美

慈恵会医科大学医学部看護学科 大学院医学研究科看護学専攻 教授

腸蠕動音は、正常・減少・消失・亢進の4つに分類されます。

それぞれの特徴を紹介します。


関連記事
第5回 消化器アセスメント(1)―皮膚状態・腹部の観察、腹部の聴診法
第6回 消化器アセスメント(2)―腹部の触診、肝臓・腎臓の打診
第7回 腹部膨満のアセスメント

腸蠕動音の4つの分類とその特徴

1 正常な腸蠕動音

グルグル・ゴロゴロという音で、5~15秒ごとに聴診できます。

2 腸蠕動音の減少

聴診開始後1分間、音が聞こえない状態を「腸蠕動音の減少」といいます。

腹部オペ後や腹膜の炎症、便秘が疑われます。

3 腸蠕動音の消失

聴診を開始後5分間、音が聞こえない状態を「腸蠕動音の消失」といいます。

イレウスが疑われます。

4 腸蠕動音の亢進

グルグルと突進するような音が、1分間に35回以上聞こえる場合は「腸蠕動音の亢進」といいます。

感染性胃腸炎や下痢、イレウスの沈静化時に聴取できます。

続いては聴診のコツについてです。
>> 続きを読む

ページトップへ